燃ゆる女の肖像:★★★★☆
公式サイト:https://gaga.ne.jp/portrait/
映像自体が絵画のようだった、というのが観終えた後の率直な感想。
メインとなる屋敷での出来事はおそらく2週間足らずのはずですが、ラスト付近の後日談?を見ると、その後の2人がそれぞれどのような人生を送ってきたのか想像を掻き立てます。
当時の女性の地位・立場、身分制度、恋愛観など現代社会では想像もつかない価値観や習慣が存在することを映像として見せられることで知り、静かな衝撃が走る感覚を覚えます。
作中で出てくる本(オルフェウスの神話?)の内容が最後の最後で伏線として回収されるのもお見事でした。