『図解ひとめでわかるリスクマネジメント 第2版』読了

「リスクマネジメント」というと、何となくリスクを恐れて無難に物事をすませようとするイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
リスク(=未来における不確定要素)を適切にコントロールすることで、ステークホルダーの期待に応え、ひいては企業価値の最大化にもつながる活動なのです。

2005年に経済産業省から公表された『先進企業から学ぶ事業リスクマネジメント実践テキスト – 企業価値の向上を目指して』をもとに、リスクマネジメントの概要を分かりやすく図解入りで解説したものです。

リスクマネジメントの基本的な概念から、企業においてリスクマネジメントを行うための体制、リスクマネジメントの実務を幅広く学ぶことができます。

実例も交えているので、企業活動において実情としてどのようなリスクが存在するのかを理解する助けにもなるでしょう。
また、この第2版が発行されたのが東日本大震災の後(2012年)ということもあり、BCP(事業継続計画)にも触れています。