タイトルを見ると、よくあるプレゼンのノウハウ本のように思えますが、どりらかというと情報の整理・構造化に特化した内容となっています。
エンジニアが他人に対して「説明」する場面は多いと思います。
顧客への提案、予算確保のための自社の経営層に対するプレゼン、オペレーターへの操作説明、技術勉強会での講師等々・・・
顧客への提案、予算確保のための自社の経営層に対するプレゼン、オペレーターへの操作説明、技術勉強会での講師等々・・・
こうした場面でエンジニアが説明を行うと、どうしても「技術の働き・機能」の部分に偏りがちで、その技術の「効果」や「利用者にもたらす価値」といった面が欠落することが多いのではないでしょうか。(もちろんこれらをバランス良く説明できるエンジニアも存在しますが)
説明やプレゼンというと、どうしてもパワポを使って人前で話す技術(これはこれで大事です)を思い浮かべますが、本書はどちらかというと人に理解してもらうための情報の整理や構造化といった部分に紙面の多くを割いています。
そのため第一歩が「分類」と「ラベリング」。これが説明力の基礎になります。
説明の場面や相手の特性に応じたプレゼンのコツを、プランニング・ライティング・デリバリーといったフェーズごとに分かりやすく解説しています。