『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』を観てきました

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 ★★★★☆

公式サイト:http://unknown-soldier.ayapro.ne.jp/

第二次世界大戦中の1941年から44年にかけて、フィンランドとソ連の間で戦われた『継続戦争』を舞台に、フィンランド側兵士の視点で描かれた作品。
フィンランドは1939年からソ連を相手に『冬戦争』を戦ったのですが、その代償として広大な土地(カレリア地方)を失います。その奪われた国土を回復するために、フィンランドはナチスドイツと手を組み、再びソ連と戦争を開始した・・・
これが本作品の舞台となった『継続戦争』の背景です。

物語は、4人のフィンランド兵士を中心としたリアルな戦場の描写をメインに展開されます。
日本ではあまり知られることのないフィンランドという小国(当時の人口は400万人)が繋いできた歴史の中で、この『継続戦争』がいかに大きな意味を持っているのかを垣間見ることができます。

その戦争の前線で文字通り命がけで戦ってきたこの4人を含めた兵士たちこそが、フィンランドという国を今日まで繋いできた「英雄」なのだというとを、この映画は言いたかったんじゃないかと感じました。