『クラウド情報管理の法律実務』読了

クラウドを利用する上でのリスクマネジメントは、もはやIT部門だけの問題ではないということがよくわかります。

クラウドサービスの利用が当たり前になった現在、情報管理を念頭においた上でで法律上のリスクを押さえておくことが重要です。
その意味でも、クラウドはもはやIT部門だけにまかせておけば済む領域ではなく法務部門も主体的に関わっていくことが事業継続上も重要な意味を持ってきます。

本書では、総論として、クラウドの定義、リスクマネジメント、情報管理体制および情報セキュリティの基本についての解説があります。
その後、各論として、クラウド契約特有の特徴、クラウド契約に関わる法制度、そして関連する法制度の紹介と続きます。
クラウドにまつわる法制度としては、個人情報保護法、不正競争防止法、マイナンバー法、そして知的財産関連の法制度が取り上げられています。

後半部分は有事対応として、クラウドを利用する上でのトラブル、危機管理、紛争解決に関する基本的な手続きや注意事項について、実際の判例を交えた解説があり、実務上も非常に有益な内容となっています。