「情シス」目線でシステム導入プロジェクトについて書かれた数少ない良書。
たまたま店頭で見つけて思わず購入してしまいましたが、システムの企画から保守・運用まで企業のIT担当がシステムを導入する際のノウハウとしてはひととおり網羅されているのではないでしょうか。
RFPの目次構成や業務フローの書き方、受入テストの体制づくりなど、非常に具体的で「痒い所に手が届く」内容となっています。
システム導入プロジェクトのノウハウ本は巷で多く出回っていますがいずれもベンダー目線のものがほとんどで、いわゆる「情シス」向けのものが少なかっただけに貴重な一冊です。
RFPの目次構成や業務フローの書き方、受入テストの体制づくりなど、非常に具体的で「痒い所に手が届く」内容となっています。
システム導入プロジェクトのノウハウ本は巷で多く出回っていますがいずれもベンダー目線のものがほとんどで、いわゆる「情シス」向けのものが少なかっただけに貴重な一冊です。
企画フェーズでは経営層を巻き込み、要件定義~受入テストではユーザー部門を巻き込む、、、当たり前のことですが、なかなかできないことです。
またベンダーに任せる部分と何が何でも自社で主導してく部分のメリハリの付け方についても参考になります。ベンダーコントロールでお悩みの方も必読と言えます。
とは言っても、社内の事情は組織によってマチマチです。本書のとおりに進めたからといって、必ずしもプロジェクトが成功するとは限りません。
仮にもしプロジェクトが失敗したとしても、その教訓を次のプロジェクトで教訓として活かすことが大事です。そのためのベースという意味でも本書には価値があると思います。