大型連休明けの5月7日、仕事でハマりかけたことがあったので備忘録としてメモ。
会社で機微な情報を扱う部署があって、その部屋のPCからは(一部のサービスを除いて)インターネットにアクセスできないようにファイアウォールで制限をかけています。
一方、それらのPCには Office365 Business のラインセンスを付与したOfficeアプリ(WordやExcel)をインストールしています。
当然 Office365はネットに繋がっていることが前提のサービスですが、使うアプリがWord・Excel・Outlookだけなので、バージョン固定のままでもまぁ大丈夫だろ、くらいに軽く考えていました。
ところが、実はこれがこれが落とし穴で、『Wordを立ち上げたらウィンドウのバーのところに「ライセンスの無い製品」と表示されて、保存や新規作成ができなくなった 』 という事象が報告されました。
色々調べてみたところ、どうやOfficeアプリが2016から2019にバージョンアップするタイミングだったらしく、O365上のライセンスでは2019が使えるようになった代わりに2016の方が失効したような状態になっていたと思われます。
通常であればクライアント側も2019に自動更新されるので問題ないのですが、冒頭で述べたとおり一部のサイトを除いてインターネットを遮断している環境なのでクライアントのバージョンは2016のまま。
このため、O365上のライセンス(2019)とクライアントで稼動しているアプリのバージョン(2016)が不一致を起こしているのが原因だったようです。
結局、一時的にファイアウォールの穴を開けてインターネットに接続できる状態にした上で、手動でOfficeアプリをバージョンアップ(2016→2019)することで、この事象は解消されました。
いったん2019としてのアクティベーションを済ませれば、再びインターネットを遮断しても通常どおり使用できるようです。
Office365のライセンス周りの仕様が今後も変わらないと仮定して、次に同じ事象が起こりえるのは3年後の2022年・・・
そのときも同じ環境でこの業務が行われているか分かりませんが、もし同じ事象に遭遇したら、2019年5月7日に書いたこのエントリーの存在を思い出すことにします・・・