『“プロジェクト会議”成功の技法』読了

プロジェクト活動で成果を達成するには、そもそもの目的やその局面で優先されるべき課題についての共通認識を当事者同士が持つ必要があります。
そのための対話の場として「会議」を有効活用すべき、という内容です。

プロジェクトの実践の場で役に立つトピックスに富んでいあす。以下は自分への備忘録がわりのメモです。

●ダメな会議
– 停滞会議
– 魔女狩り会議
– 言い訳会議
– お気持ち発散会議

●プロジェクト会議の種類
– 形式会議:キックオフ会議、定例会議、分科会などの公式な会議
– メタ会議:形式会議を補うための非公式な会議

●会議で有効な結論を導くためのアジェンダ
①ギャップをはっきりさせる
– 計画と現実のギャップ
– 期待と不安の認識違いがないか

②課題に優先順位をつける
– 発生したギャップの中で課題として認識すべきものの仕分け
– ギャップを埋めるための課題に優先順位をつける
– 見通しが立たない場合の代替手段

③次にどうするかを合意する
– アクションを実行する担当者自身が達成をイメージできている
– 実施する目的と得たい効果が明快である

●会議開催時の進行シナリオ
①事前の準備事項と当日アジェンダについて説明
②上記の想定外の何かが発生していないかを確認する
③発生していた場合はそれを最優先事項として共有する
④もともと用意していたアジェンダを全般的に消化する
⑤次にどうするかを整理しおさらいする

●理想のキックオフ会議
– 危機予知の意識が高まり、臨戦体制が整う
– 考慮漏れを発見し、うっかりを解消する
– 最初の小さな(そして確かな)ゴールが見える

●理想の定例会議
– 課題と対策が出そろう
– 判断軸がみんなで一致する
– ,渋滞を解消し、再スタートが切れる